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兵器、武器を国産にする意義③「平和」のための「武力保持」と戦闘国家イスラエル国民が見た日本

兵器、武器を国産にする意義③「平和」のための「武力保持」と戦闘国家イスラエル国民が見た日本

今回も「武器、兵器を国産する必要性と意義 ②」をお送りしますが、前記事である「兵器、自国開発、量産することの意義 ① 歴史的に見る兵器国産の重要性」、「武器、兵器を国産する必要性と意義 ② 「冬戦争」「継続戦争」「ラップラント戦争」という3つの戦争を乗り越えたフィンランド」の続きとなってります。是非、前記事からのお読みください。

フィンランド最後の戦い「ラップラント戦争」(続き)

こうして自力で国内に展開するドイツ軍を排除することになったフィンランドでしたが、ラップラント(フィンランド北部地域の総称)には、ドイツ第20山岳軍の約22万が駐留していました。この部隊は、この地域にあるペツァモのニッケル鉱山の確保という目的ために駐留していたとされていますが、フィンランドとソ連の休戦に伴い、同山岳軍は、9月にフィンランド撤退作戦「ビルケ」を開始。すでにノルウェーへの撤退を開始していました。

しかし、このような大軍がすぐに撤退できるはずもなく、フィンランド、ドイツと共に関係は友好であったものの、昨日の友に銃を向けることになってしまったフィンランド軍は、ドイツと互いに「やらせ」の戦闘を行い、無傷でドイツにノルウェーへの撤退を促しました。しかし、ソ連がいち早く察知して、フィンランドへ本気で攻撃するように要請。

フィンランドも本気にならなければならなくなり、ドイツ軍の退路を断つべく、バルチック海岸の港町、トルニオに上陸作戦を開始し、ドイツ軍に打撃を与えました。これに対し、ドイツ軍は、撤退途中の町を次々に破壊し「焦土作戦」を実施し、またロヴァニエミという町では、街中でドイツ軍の弾薬を積んだ列車が、街中で爆発し、街を廃墟と化させました。フィンランドはこれら一連の戦闘を「ラップラント戦争」と呼びました。そして、1945年4月にようやく、ドイツ軍はノルウェーへ撤退が完了しています。

兵器、武器を国産にする意義③「平和」のための「武力保持」と戦闘国家イスラエル国民が見た日本

こうして、フィンランドは冬戦争では約2万6000名の戦死者、継続戦争では、約6万人の犠牲と引き換えに祖国防衛を果たし、終戦まで独立国として残ったフィンランドでしたが、その多くの兵器は海外から供与されたものがほとんどでした。

ただ、独立を勝ち取るために3つの戦いを乗り切った要因としては、やはり自国の地形を知り尽くした、現地の兵であるフィンランド兵にありますが、冬戦争時には、その強靭なフィンランド兵が手にした小銃は、実はスイス経由で手に入れた、日本の38式歩兵銃だったり、更にフィンランドスキー兵が使用したストックには、なんと日本から輸入した竹が使用されていたそうです。

また継続戦争時の写真には、スウェーデン製の75mm対空砲が映っていたり、継続戦争最終局面を乗り切った背景には、ドイツから、パンツァーファウスト、パンツァーシュレック、そして3号突撃砲と、一部ドイツから購入したとされている4号戦車も存在し、重要な重火器、兵器については、海外からの供与、輸入したもの、そしてソ連軍から鹵獲した装甲戦闘車輛で戦っていました。

(ただ一部国産兵器もありました。代表例はスオミ短機関銃と対戦車兵器「ラティ」(別名「像打ち」)等が国産兵器として存在しています。)

ここでポイントなのが、もしフィンランドが、対戦車砲などの対戦車兵器を自国開発、量産できていたなら、という事です。

もしこれができていたなら、継続戦争時にドイツに支援を懇願せずに済み、アメリカの怒りを買う事もなかったかもしれない、その結果、もしかしたら戦争離脱の機会を失う事もなかった、というシナリオも考えられます。(異論がありそうですが…)

歴史に「たられば」は厳禁とされていますが、良し悪しは別として、太平洋戦争中に、日本軍が多大な損害と犠牲を出しながらも、あそこまで粘り強く戦えた理由としては、戦車、対戦車砲、戦闘機、爆撃機、各艦艇、小火器を自国で生産できたからという要因も無視できないのではないかと思います。

戦車ではアメリカの戦車に性能で圧倒的な差をつけられていた日本軍戦車ですが、実戦ではアメリカ軍戦車が日本軍戦車、対戦車砲によって撃破、戦闘不能に追い込まれた事例も多くあり、全く無力ではなく、むしろ日本の国産兵器が、アメリカ、イギリス連合軍を苦しめたという事実も多くあります。つまり、性能がどうこうではなく、運用実績があり、それらの兵器が自国で生産、そして運用が可能であり、結果が出たという事だと思います。(ただ運用や作戦がダメすぎて、無駄に戦力をすり減らすことも多かったことも事実ですが…)

太平洋戦争序戦のマレー戦では、日本戦車隊がイギリス軍に夜襲を仕掛け勝利し、沖縄戦では、日本軍の待ち伏せ攻撃により、アメリカ軍戦車隊は大損害を被っております。また、終戦間際に千島、満州に攻め込んできたソ連軍に対しても同じで、特に占守島の戦いで奮戦した、池田末男大佐率いる戦車第11連隊に所属していた、97式チハ、95式軽戦車は、ソ連軍を追い詰めます。

自国での兵器の開発、量産については今につながる話として、自国民の使用する兵器を作るという行為に対し、その兵器が自国民に使いやすいかどうかという視点が見られるのも大きなポイントです。

M1エイブラムス戦車と90式戦車

例えば現在、陸自の90式、10式戦車は主砲の砲弾装填法を、自動装填装置を有することとなり、主砲の装填は機械化されているとあります。カタログスペックでは90、10式戦車は3人の乗員で済むとありますが、これは筆者のある知り合いの元予備自衛官の方に聞いたところ、今は2名体制のところもあるとか。

このことは、様々な書物で紹介され、またその元予備自衛官の方が言っておられましたが、例えば装填手を一人削減してしまうと、中隊、小隊レベルで換算すると、5,6人かそれに相当する人員が減ってしまうことに。そうなると、戦場での野営、警備、見回り等の労働が少数の兵にすべて負担がかかってしまうとも、言われております。

なぜ、90式から自動装填装置になったか。ある資料によると、この理由として、90式の有する120mm砲の砲弾は、小柄な日本人には重く、戦闘中に手動による装填作業をしたら、戦闘力が著しく低下するのが理由だとか。

これと比較して、アメリカ陸軍の主力M1エイブラムス戦車は、同じ120mm砲を装備しますが、自動装填装置は有しておらず、未だ装填手が装填しています。これはアメリカ人の身体能力が優れているため、自動装填装置は必要なしとされた例でしょう。また、戦闘中に被弾や故障で、もし自動装填装置が故障してしまったら、確実に戦闘力を低下させますが、もし乗員が無事であれば、戦闘はつづけられる、と言った状況を考慮している結果とも考えられます。事実、エイブラムス戦車は、1991年の湾岸戦争を皮切りに、未だ世界で、実際の戦闘を行っており、そのような教訓が生かされているのではないでしょうか。

このことは、人気漫画「続・戦国自衛隊」でも描かれており、関ヶ原でアメリカ海兵隊を相手に猛威を振るった90式戦車が、途中機械トラブルを起こし、自動標準やコンピューター関係の機器がダウンしてしまう様を描いていますが、実際にあり得るのではないでしょうか。しかし、そのリスクを背負ってまで、やはり日本人という、身体能力のハンデを、機械に頼ったのは、自国民という視点、自国開発という視点が生んだ結果ではないかと推測されます。ちなみに、陸自の戦車砲の砲弾は、エアコンメーカーの「ダイキン」が作っているそうです。

兵器の国産化の意義とは?

兵器、武器を国産にする意義③「平和」のための「武力保持」と戦闘国家イスラエル国民が見た日本

また、島国日本という特徴も、自国生産の重要性を物語っております。太平洋戦争では、ボーキサイトや原油などの資源を求めて、アジアに進出した日本軍ですが、基本的に兵器生産は、日本国内で行っていたため、採掘した資源を日本に運ばなくてはならないことは明白です。しかしながら、多くの輸送船がアメリカ軍の攻撃により、日本に届く前に多くの艦艇が荷積みの資源と共に沈められており、結果的に生産に必要な資源が枯渇してじり貧になっています。同じように、戦線を拡大し続けた日本は、満州国そしてアジア方面へ兵力を輸送する時点で、アメリカ潜水艦や航空攻撃で多くの資材、兵員を失いました。

しかし、現代は、攻めるのではなく、あくまで領土防衛、国土防衛だけを考えればいいわけですから、必要な分だけでも、武器弾薬を生産することの重要性は増すばかりでしょう。ただでさえ、離島が多い国なわけですから、そこを防衛するにあたり、輸送の問題は軽減する必要があると思われます。

例えばこれが開発、生産の技術がないとして、すべて海外からの輸入に頼った場合、島国日本は、かつて太平洋戦争で味わった「海上輸送」という行動に頼らなくてはなくなり、輸送時に攻撃されるというリスクを負う事は、戦後70年以上たっても変わらないかと思われます。

ちなみに、日本には資源が無いだろう、という声もあります。確かに、現在日本は鉄鉱石や亜鉛鉱石、ニッケル鉱石などを海外から輸入しています。かつて日本は鉱山の標本と呼ばれ、特に銅の生産は、足尾銅山や小坂銅山(現小坂精練所、DOWAホールディングス)など世界でも有数でしたが、次第に枯渇し始め、結局は輸入に頼る事態になります。

しかし、実は現在、資源業界関係者から、「日本は現在資源輸出国になっている」という声もあります。これはどういうことかというと「鉱石」ではなく「スクラップ」を大量に輸出しています。ここであまり多く語ってしまうときりがないので、代表例のマイナーメタルである、鉄、銅、アルミニウムで例えましょう。

グローバル金属資源サイト「MIRU.COM」の財務省貿易統計分析記事によると、2017年の鉄鋼スクラップ(ヘビー屑)の輸出量は396万6,796トン、アルミスクラップは10万7,247トン、アルUBC(アルミ缶スクラップ)は6万4671トン、銅スクラップは31万4,211トンとなっています。

主な輸出相手国は、鉄スクラップは、韓国、ベトナム。銅スクラップは中国。アルミスクラップも中国向け。アルミUBC(アルミ缶)はほぼ全量が韓国向けとなっています。

このように、「鉱石」という形ではなく、多くの「スクラップ」を抱えているのが今の日本だといいます。ちなみに、ある業界関係者の話だと。日本の鉄鋼備蓄量は、約13億トンだそうです。その数字は、日本が鉄鋼資源の資源国になっていることを意味するとしています。

日本は3つの領土問題を抱えた国である

兵器、武器を国産にする意義③「平和」のための「武力保持」と戦闘国家イスラエル国民が見た日本

兵器の自国開発という重要性は、今の日本の立場にも必要不可欠であるというのは、日本は領土問題を3つ、そして3国抱えているという事にも言えると思います。

1つ目は、事実上の実効支配されている島根県「竹島」。これは、国際法では日本の領土となっていることは、一時期報道関係が一斉に報道しましたが、韓国軍の部隊が常駐している状態です。

2つ目は、尖閣諸島です。これは、結果として竹島のように実効支配を受けずに日本政府が国有化をし、近年による海自の戦力増強で、抑止している(?)と思われますが、相手は中国です。強大な国であります。

3つ目は、北方領土です。これは、1945年終戦間近の、ソ連満州侵攻と同時期に行われた、千島列島侵攻作戦で奪われた地でありますが、元々スターリンは、北海道侵攻と、日本分割統治という野望を持っていたとされている中、旧帝国陸軍第91師団、そして池田末男大佐率いる戦車第11連隊の活躍と犠牲によって、スターリンの北海道侵攻の野望は敗れました。しかし、その結果、北海道本土手前の千島列島は奪われています。

このように、以上の3つの領土問題を抱えている中、現在日本では憲法第9条改正で、国会や有識者が様々意見を交わしています。よく聞く話ですが、テレビで一般の方々に話を聞くと「健保改正したら再び日本は戦争ができる国になる」という事が語られます。確かに解釈としては、その可能性もあります。しかし、その前に、相手の国が攻めてきたらどうするのでしょうか?

あくまで個人的な考えですが、そもそも、憲法を改正しない結果、戦争は起きないというのは大きな間違いではないでしょうか。それは、あくまで日本が先制攻撃をしないだけであって、相手が攻めてきたら、その時点で戦争なんです。

また、日本があくまで戦争には加担していないというだけであって、相手の認識は全く違っていたものだとしたら?

これは、一時期アラブ情勢が混乱の頂点にいた時、あるテロ組織が「アメリカと同盟国である日本をターゲット」としている点でも、日本国民とアラブのテロ組織の認識は非常に違っている物だと思います。これは、論議ではなく「人間」そのものを話しているのです。

私の好きな漫画で、竿尾悟先生の「迷彩君」という漫画があります。その中で、主人公の迷彩君こと野本君が、

「戦争は、良かろうが悪かろうがその人間の正義によって起こされる」という意味のことを話しているのが記憶にあります。

これを史実に当てはめると、2001年の9.11の時、当時高校生だった私は非常にショックを受けましたが、さらに驚いたのは、当時の中東地域で、この事件を大喜びする映像が流されている事でした。当時、ちょうど世界史で、中東情勢の授業を学んでいた私ですが、確かに歴史的に見て、欧米諸国が今の中東情勢を混乱させた要因の一つであることは否めないと思います。(第一次大戦時の矛盾外交やパレスチナ問題でしょうか。)

つまり、欧米諸国では「悲劇」であっても、中東では「歓喜」だったわけです。特にイスラム系過激派組織は、「ジハード」(聖戦)として、結果9,11を起こします。

同じように、1950年の朝鮮戦争にもたとえられます。多くの歴史家は、北朝鮮軍が突如攻めたと口にしますが、北朝鮮側は、韓国軍が先に手を出した、としているようです。どこまで真実が明らかになっているかはわかりませんが、これは、互いに主張が違い、そして感じるものが全く違うという一例ではないかと思います。結果、韓国はまだ「終戦」ではなく「休戦」なので、未だ徴兵制を維持している状況で、韓国のスポーツ界、そして芸能界でいわゆる「兵役逃れ」という問題を抱えている事態になっています。自分の気持ちは相手にはわからないという良い事例だと思いました。更にそれが、互いの歴史認識が全くない人だったら、その隔たりは計り知れない物でしょう。

このように、日本がどう思うかは、話は別として、この領土問題を抱えた国々の人々、その指導者がどう思うか?攻めてきたらどうするか?ここは、いつでも考えなくてはならないことなのかもしれません。

ちなみに、陸自の恒例行事である「総合火力演習」では各国の駐日大使武官たちも、見学に来ているとミリタリー雑誌にありました。これは、一説によると、いわゆる日本にもこれらの装備があるという事も見せ、海外に対する「抑止力」を目的としているとも言われているそうです。そう考えても、やはり日本が誇る技術の結晶である、国産兵器の開発製造は、戦争を起こさないための、戦争に備えた装備である、という事にも思えます。

戦闘国家イスラエルの民が見た日本の姿

兵器、武器を国産にする意義③「平和」のための「武力保持」と戦闘国家イスラエル国民が見た日本

最後に、最近筆者は非常に貴重な体験をしましたことを書かせていただき、このコラムの終わりとさせていただきます。

筆者の親族に現在ニューヨークに住んでいる親族がいるのですが、その親族のイスラエル国籍の友人が、日本に一人旅をしているので、東京の町を一日でいいから案内してやってくれという依頼がきました。

実際彼と会って、筆者の片言の英語でもいろいろ話を理解してくれたようでしたが、(正直本当に相手が理解したかわかりませんが(笑))イスラエルの話とか色々話してくれました。

その方が、まず日本が素晴らしいところは、2つあるといいました。

一つは、街がすべて綺麗だという事。

二つ目は、日本は太平洋戦争以後、一切戦争をしていないということでした。

やはり、自身の母国が戦闘国家であったため非常にそこ部分は違いを見せつけられているのだとか。

また、余談ですが、イスラエルでは、徴兵制があり、男子は15歳から3年間、女性も2年間の兵役があるそうです。(すみません、筆者の英語の解釈が正しければ…)

靖国神社

その当時、筆者は桜が満開の時期ということもあり、彼を靖国神社に連れていきました。

満開の桜も彼の目を引きましたが、何といっても彼が最も興味を引いたのが、日本にある数少ない「軍事博物館」といってもいい場所である「遊就館」でした。

ご存知の方も多いと思いますが、遊就館には、ゼロ戦や爆撃機「彗星」、人間魚雷「回天」、そして「97式中戦車チハ」などが展示されています。その他、日本の近代史の歴史を学ぶこともできるので、できる限り、筆者が英語で日本の近代史について説明しました。彼は、やはり軍事史等に興味があるということで話をしていましたが、やはり日本に必要なのは歴史の知識だと話していました。誰から聞いたかは話しておりませんでしたが、日本における若者の歴史離れは、知っていたようでした。

その彼自身、なぜか日本の歴史には、ある程度理解しており、特に天皇制においての、明治、大正、昭和の時代が、この時代は短かった、ヒロヒト(昭和天皇)の時代は長かった、など海外の方にしては非常に日本の歴史に精通しておりました。

その彼の言葉で、

「戦争しないことは非常に素晴らしいことだが、戦争の歴史を知ることは平和を維持する上で、更に必要なことである。」と話をしておりました。

また、彼との会話で最も印象に残ったのは、互いの国での盛んなスポーツについて話をしたときに、筆者は大学まで野球をしており、また彼自身も現在はニューヨークにいるので、アメリカ、日本ともに野球は盛んだよね、イチロー、ビック松井はすごかったね、とか話しておりましたが、筆者が

「イスラエルで盛んなスポーツは何ですか?」

という質問に対し、彼は

「そんなものはない。イスラエルは戦い、戦争がすべてだ。」

と答えます。

これは、現代の平和な日本でこの言葉を聞くことはまずないでしょう。「平和」な日本では、第9条の存在で戦争は長い間、全く関与しませんでした。しかし、ひとたび国が違えば、それは隣り合わせの物です。今回、それを知った機会となりました。

また、これは筆者が大学時代に「社会哲学」という授業の中で、ユダヤ人についての講義があり、今でも覚えていますが、

「ユダヤ人は現在に至るまで、非常にインテリジェンスの高い民族であるがゆえに、迫害の歴史を歩んできた。しかし、実際遺伝子レベルでも特にほかの民族と大差がないことが分かっている。では彼らは何が違ったか。実は彼らは、2500年前から「普通教育」を行っていた。これが所以である。」と話していたことを覚えており、これについて、その彼に聞いたところ、

「そう、昔から我々は教育を重視した。また、我々には国が無い、という歴史と意識がある。ホロコーストがその代表例だ。」と自国民の歴史というか、意識の様なものを聞くことができました。(何度も言いますが、筆者の英会話能力が正しければの話です(笑))

このように、平和を維持するためには、戦力の保有、そしてその国の人間が自国の歴史を知り、平和に対する意識を持つという事が非常に重要かと思われます。それは日本だけでなく、海外からの住人も感じている共通の物だと知りました。

今後も、政府による憲法改正、そして自衛隊の装備構成と同時に、今後の若い世代が、どのような教育を受けていくか、非常に気になりますが、前向きに考えたいものです。

かつて日本が失敗した歴史を知り、その上で戦力保有の是非を考え、更に島国日本がもし海外からの脅威にさらされたとき、自国の保有数する装備はどうなっているのか、どこの企業が作っているのか、という事を、深く知ることはしなくてもいいにしろ、「無関心」は非常に危険なのではないでしょうか。

それはかつて、「フィンランド」という国が、重火器などをドイツに頼らざる得なくなり、最善の外交手段によって独立を保った苦労、そして太平洋戦争中に日本が陥った「輸送問題」からも言えると思います。

すみません、かなり長文になりなおかつ3回に分けてお送りしました今回のコラムもこの辺で失礼致します。

読んでいただいた皆様、最後までお付き合い、ありがとうございました。

金剛たけし<m(__)m>

参考文献

:「レアメタルの」の太平洋戦争 藤井非三四 (学研パブシッシング)
:MCあくしずVol27 枢軸の絆;フィンランド:奇跡は2度起こる後編 文:内田弘樹 イラスト:EXCEL
:月間パンツァー 2015年1月号「継続戦争1941年~1945年」(アルゴノート社)
:フィンランドのドイツ戦車隊 カリ・クーセラ著 斉木伸生訳(大日本絵画)
:グローバル金属資源総合サイト「MIRU.COM」より「財務省貿易通関統計、鉄、アルミ、銅の2017年累計統計」(運営アイアールユニバース株式会社)
:「迷彩君」竿尾 悟氏作(少年画報社)
:続 戦国自衛隊;原案 半村良 著 田辺節雄
:丸「MARU」2017年11月号:MCあくしず2011年VOL22号

 

兵器、自国開発、量産することの意義 ① 歴史的に見る兵器国産の重要性

武器、兵器を国産する必要性と意義 ② 「冬戦争」「継続戦争」「ラップラント戦争」という3つの戦争を乗り越えたフィンランド

 

 

 

 

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