ナチスドイツの命運を決定したノルマンディー上陸作戦を空前のスケールで描く『史上最大の作戦』

ナチスドイツの命運を決定したノルマンディー上陸作戦を空前のスケールで描く『史上最大の作戦』

2014年の6月6日は、第二次大戦におけるヨーロッパ戦線において戦果の方向を決定づけた連合軍(アメリカ、イギリス、フランス、など) のノルマンディ侵攻作戦開始70年の節目の年に当たる。そんな中、ウクライナ情勢で緊迫する中で、オバマ大統領をはじめロシアのプーチン大統領、ドイツの メルケル首相やヨーロッパを主導する元首・首脳が加わって、盛大な式典が開催された。

第2次世界大戦中の1944年6月,全ヨーロッパではドイツ軍が優勢の中、米英連合軍(総司令官アイゼンハワー元帥)が北フランス,ノルマンディー海岸において行った史上最大の上陸作戦が開始された。

イギリス海峡に臨むフランスのノルマンディ一帯は、小さな浜辺に急な丘が広がり、処によっては絶壁が立ちはだかる。 従って、海から攻めて上陸する側には危険で困難な地形である。この攻略な難関と思われる場所に、連合軍将兵を上陸させる作戦を開始することになるのである。

第2次世界大戦の初期に連合軍はドイツ軍に西部戦線で敗れ,ヨーロッパ大陸から退けられていた。 従って、この作戦は連合軍が西部戦線において巻き返しを図り、ドイツ本土に進攻するための足場をヨーロッパ大陸に求めて行われたのである。

このノルマンディー作戦実行は,1943年5月ワシントンでのF.ローズベルト,チャーチル両首脳の会談で決定され,約1年の準備で数千隻の艦船、 と300万近い将兵をイギリス本土に集結させたといわれる。 しして、その部隊の大半がドイツ軍によって占領せれているフランスに向かったのである。

史上最大の作戦 のあらすじ

映画は、1944年6月4日未明、フランスのセーヌ河畔にあるドイツ西部軍B師団司令部で、司令官ロンメル元帥は家族の許へ帰ろうとしていた時から始める。

同じ頃、南部イングランドで300万近い連合軍を指揮するアイゼンハワー最高司令官は上陸作戦の日(D・DAY)を決定しょうとしていた。作戦は絶 好条件の揃う6月5~7日の3日間だが、しかし、英仏海峡は多少なりとも大しけが続いていた。 最高首脳部会議は気象部員からの詳細な報告に基づき6日を D・DAYと最終決定した。フランス国内のレジスタンス向けの暗号放送は、ドイツ軍によって盗聴されたがヴェルレーヌの「秋の歌」が上陸作戦の開始を告げ るものであることは察していなかった。5000隻からなる大船団はノルマンディへ南下し午前零時15分、米軍空挺部隊の降下から上陸作戦の火蓋は切られ た。

海上からの攻撃開始を西部軍総司令部が知ったのはその30分前、防御陣地は判断を誤った作戦会議のために殆ど無用の長物と化したが、シケに苦しめられてきた連合軍を海辺に釘づけにして多大な損害を与えた。

しかし物量を誇る連合軍は、艦船、空母、駆逐艦、上陸用舟艇などとともにノルマンディの海を覆った。 そして、艦砲射撃で戦線の火ぶたが切られ、遂 にノルマンディーへの侵攻が開始された。 苦闘の末、絶壁の海岸線に上陸、内陸へと向かって深く侵入して行く。そして、上陸作戦の最初の24時間は決定的 なものになるだろう、「この日こそ連合軍にとっても我々にとっても一番長い日になるだろう」とロンメル元帥に言わせた6月6日は、史上最大の作戦をもった 連合軍の圧倒的な勝利に終わった。

この作戦は、ナチス・ドイツが崩壊する最初の日になったのである。

見事に再現された戦場。史上最大の作戦のみどころ

ノルマンディー上陸作戦は第二次世界大戦の最終作戦である。今から丁度70年前の1944年6月6日に、主にアメリカとイギリスの連合軍が、ドイツ 軍を倒すため、フランスのノルマンディー地方の海岸に、その日一日だけでおよそ13万人の将兵を上陸させ、連合軍の勝利を決定づけた作戦です。

この6月6日は現地の海岸で節目ごとに式典があるのですが、今年は70年という節目以上に意味がある式典だとして注目されたのです。

戦闘は、海上、陸上ともあらゆる武器、兵器、装甲車、戦車、それに海上では艦船、空母、駆逐艦、上陸用舟艇など、兵力も史上空前の体制で激しい戦闘が繰り広げらる。映画の全編を通して戦闘シーン一色の戦争映画の中の戦争映画である。

血なまぐさい戦闘シーンが全編を包み込み、兵士の苦闘に満ちた戦闘シーンにおいても、ユーモラスな見どころもある。敵の余りの希有壮大な攻撃に肝を 冷やし、ドイツ軍将校が長靴を左右反対に履くシーンであったり、1列縦隊の敵同士が背丈の低い見通しの良い垣根のところですれ違ったりと、ユーモラスな シーンが挿入されている。落下傘が降下する時、教会の時計塔に引っ掛かり、鐘の音で難聴になったりするシーンなども、死と隣合わせの状況と、それを感じさ せない兵士の行動とのギャップが、微笑ましく映る。

原題の『一番長い一日』という名称は非常に地味で日本でのセールスを期待できないので、当時の映画評論家である水野晴郎氏が「史上最大の作戦」と意 訳したというエピソードなどもある。 主題歌は出演者でもあるエンターテイナーで「ダイアナ」を歌った、ポール・アンカが担当している。

タイトル 史上最大の作戦
オリジナルタイトル:The Longest Day
監  督 ケン・アナキン(イギリス関連部分)、ベルンハルト・ヴィッキ(ドイツ関連部分)、アンドリュー・マートン(アメリカ関連部分)
出  演 脚本 コーネリアス・ライアン他製作 ダリル・F・ザナック出演者 ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、エディ・アルバート、リチャード・バートン、クルト・ユルゲンス音楽 モーリス・ジャール、ポールアンカ撮影 ジャン・ブールゴワン、ワルター・ウォティッツ編集 サミュエル・E・ビートリー
製作・配給会社 20世紀フォックス
公式サイト 公式ウェブサイトの情報は見つかりませんでした。
公 開 日 1962年10月4日
上映時間 178分
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