戦争映画

「 戦場のピアニスト 」は、市民の目線から見た、市民にとっての「戦争の本質」に迫る戦争映画ではないだろうか?

「 戦場のピアニスト 」は、市民の目線から見た、市民にとっての「戦争の本質」に迫る戦争映画ではないだろうか?

この映画「 戦場のピアニスト 」は、実際に活躍した「ウワディスワフ・シュピルマン」というピアニストの人生を描いた映画になっています。彼が実際に経験した戦場の中での 生き様がリアルに描かれており、戦争の悲惨さを迫力満点のスケールで表現しています。主人公のシュピルマンが戦火の中を奇跡的に生き延びていき、それから 彼に関わった人たちとの生還についての様子を事実に乗っ取ってリアルに描かれているさまは、戦争の悲惨さを、戦争を体験したことの無い人も涙せずには見ら れない映画になっています。

映画の元となった話は、もちろん、主人公であるシュピルマンの実体験に基づいた内容にはなっているのですが、この作品を作成した映画監督自身も時代 を同じくしてゲットーで戦争を体験した戦争体験者の一人なのです。映画監督の名前は「ロマン・ポランスキー」で、彼の生き様を描かれており、今までの戦争 映画とは一線を博しているほど、戦争の悲惨さがリアルに鮮明に描かれています。映画の舞台は戦時中のドイツで、SSのホロコースト、ユダヤ人の反乱、廃墟 と化したゲットーなど、さまざまな悲惨な現状を受け止めて生きていくシュピルマンと第二次世界大戦が勃発した時代背景を演出しています。

まさにヒトラー率いるナチスが敵となり、ドイツ軍の親衛隊と秩序警察隊による過激な弾圧によって、ユダヤ人がどんどんと追いやられていく様子は圧巻の一言です。一般人が戦火から逃れようとする描写が永遠と続きます。

戦場のピアニスト のあらすじ

ポーランドに在住し、ピアニストとして活躍していた、ユダヤ人の主人公であるシュピルマンは、1939年の9月に、その優雅で平穏な生活が崩されて しまいます。その時期には、第二次世界大戦が勃発した時期であり、ヨーロッパの一般市民は、戦渦に巻き込まれ、地獄のような日々を送っていくことになりま した。

ポーランドを侵略していくナチス・ドイツの部隊は、主人公であるシュピルマンが、公開収録を行っていたラジオ局にて、ドイツの空軍から襲撃を受けま す。公開収録をおこなっていた建物は全壊し、周辺の建物も崩されてしまうが、シュピルマンは何とかほぼ無傷で脱出することができました。脱出することは出 来ましたが、その後の苦難が続き、その途中で出会う心温かい人々との交友、信頼、友好関係を築いていきます。

しかし、そんな友人たちも戦渦に巻き込まれて しまい、最終的には、シュピルマンは独り身となってしまい、戦争が終結するまでに、ひとりで戦火から逃れ、生き延びようとします。さらに追い討ちがかかる ように、

1944年8月、ポーランド人の抵抗勢力によるワルシャワ隆起が起こり、結果としてワルシャワは壊滅し、シュピルマンが隠れ家にしていた物件も倒壊してしまいます。

戦場のピアニスト のみどころ

この「戦場のピアニスト」の見所としては、やはり、主人公であるシュピルマンが、必死に戦火から逃れ、ナチスドイツの部隊から生き延びようとする様 子がリアルに描かれているところです。戦争を体験したことの無い世代の人間でも、当時の戦争の悲惨さがひしひしと伝わってくる映画内容になっており、なん となく平和の時代を謳歌している自分自身の良心が痛んでしまう映画です。戦争とは何なのか、何故人は人を傷つけてしまうのかについてなどを考えさせられて しまいました。

本作の主人公が、戦争の英雄でもなければ、収容所で抹殺されてしまった捕虜でもない、特別な「物語の主人公」という立ち位置ではなく、普通の人生を 送る「自分たちと同じ人間」というところが考えさせられる内容になっています。主人公は少し有名なピアニストで、体力的も頭脳の面でも一般人となんら変わ りの無い凡人であるところがリアルに戦争の悲惨さを、自分のスケールに置き直す事で上手に伝えています。

最終的には、主人公のシュぺルマンは敵の将に助けられることになるのですが、またそれが皮肉なことに、同胞から特に恨まれていた将軍なのです。今ま でに良くあった、ナチス関係の映画で、加害者がナチスであり、被害者がユダヤ人というような関係性はありません。ナチスにも善良な人はいて、反対にユダヤ 人の中にも非情な人間はいたという表現をしています。こういう意味でも、ナチスとユダヤを一方的な「善」と「悪」の区別だけでなく、公平な視点から映画が製作されています。

他の見所としては、主演のブロディが代役なしに演奏を実際におこなっているところです。特に最終局面でのショパンの演奏は4分にもわたっており、見どころの一つになっています。

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