ミリタリー系イベント

最も熱い2日間!!ベトベトしま戦か?「サボイ砦の戦い」ゲームレポート

ベトナム戦争というキーワードの下、日本中のサバイバルゲーマー、コレクター、リエナクターと様々なベクトルの方々が集まり、混沌としたベトナム戦争の雰 囲気を再現する泥沼のようなイベント。それが2010年4月10日、11日に渡って千葉県香取市にあるサバイバルゲームフィールド「エリア51」で開催さ れたベトベトしま戦か?第10戦だ。そんなベトナム戦フリークやマニア達の熱く長い2日間のドラマレポートが到着したので早速ご紹介させて頂く。

作戦1日目

土曜日、イベント会場となる『エリア51』に到着すると、入門ゲートのところMP(軍警察)のチェックを受け入場する。そこは既にあの熱いベトナムの風景が眼前に広がる。兵舎テントが立ち並び、ジープが砂煙をあげ走る脇を兵士達が闊歩する・・・。

とても「ライト感覚のヒストリカル」とのコンセプトはと言い難い「本格的なヒストリカル」がそこにはあり、参加者達はそれぞれの『ベトナム戦争』を再現しているようだ。ここでは全員がただの参加者ではなく、この2日間に渡る『ベトベトしま戦か?』と言う舞台を自分達で創り上げる出演者なのだ。

今回で3回目の参加だがベトナム戦争の登場人物にいかに成りきれるか。これがヒストリカル・イベントを楽しむコツだと思う。参加者はテントの設営や「サイゴン闇市場」と称されるショップでの買物など自由に過ごし、17時から前夜祭が開催となる。

今回は参加者にステージ前に集まってもらい10回記念パーティーとして行われた。年に数回しか会えない“ナム友達”との交流を楽しんでいたようだ。

ベトベトしま戦か?は女性や子供、18歳未満は入場料無料なので、毎回多くの女性も参加している。恒例となっている「ミス・サイゴン・コンテスト」は、いかにベトナム女性っぽいかを選ぶ女性強制参加型のミスコンが開催されている。優勝者にはベトナム屋台『第四地区』からの賞品バックプリントのタイガーストライプジャケットが手渡された。

夜の帳も降り、周囲が暗くなると、いよいよお待ちかねの慰問ダンサーショーが始まりだ。プロのゴーゴー・ダンサーを招き、映画『地獄の黙示録』のワンシーンを再現する。ステージ前にはMPが立ち、荒くれ兵士達からダンサーを守るのに躍起になっていた。一部のショーが終わるとビール早飲みトーナメントが行われ兵士達がステージに上がる。優勝者は、4名のダンサーからのプライベートダンスを受ける権利を与えられる。嬉しそうな優勝者にはいたる所から羨望の野次が飛び交う…。

敗者決定戦では飲んだ順にステージから降り、残された者にはプロの女王様によるSMプレーが待っていた。亀甲縛りに首輪で引きずり回され、蝋燭と鞭で罰を与えられる。

一見、ミリタリーイベントには無関係なSMショーだが、兵士の心情を理解するにはマゾになりきれと言う主催からの無言のメッセージなのだろう…。普段、目にする事のないSMショーには男性陣はもちろん女性陣も釘付けであった。

熱気覚めやらぬステージにはROCKの爆音と共にゴーゴー・ダンサーが再び登場する。コスチュームを脱ぎ、肌も露に扇情的な腰使いで兵士達をヒートアップさせる。兵士達はダンサーに触れようとステージに殺到するが、敢え無くMPの手により引き離されてしまう。暴動直前、司会者により発煙筒が客席に投げ込まれ慰問ショーは終了となった。その後はテントや屋台で飲み続け、翌日の作戦への恐怖から深酒する兵士達も後を絶たなかった…。

作戦2日目

朝6:00になると「Goood mornig! VITNAM!」とAFVNラジオ放送により叩き起こされた。昨夜のバカ騒ぎのツケだろうか?ノソノソとテントから出てくるも、個人装備を装着して準備している姿はやはりカッコイイものだ。身支度を終えると各分隊編成が行われ、分隊編成後には制服組がステージ上に整列し開会式に向け師団毎に入場行進を行い整列する。全部隊が整列すると脱帽し、世界各国の戦争犠牲者並びに紛争犠牲者に対し全員で黙祷を捧げた。

イベント開会式が終了すると、北ベトナム軍側と南ベトナム軍側は互いの陣地へと移動を始める。今回は『サボイ作戦』と題されたシナリオに沿って行われれ、第9戦でVCに占領された“キャンプ・サボイ”を米軍と南ベトナム軍が奪還するストーリーだ。
前年に北ベトナム軍によって奪われた「キャンプ・サボイ」を奪還する為の「オペレーション・サボイ」が発令された。分隊長のブリーフィング終了後、野戦指揮官の指揮の元に分隊毎にジャングルへと進行して行く。

ベトコンの支配地域での作戦行動のなので、至る所にブービートラップ(仕掛け罠)があり進行するルートは限られている。勿論、ベトコン側の待ち伏せ攻撃を続発して予定通りには侵攻できない。前方の部隊では断続的に激しい攻撃を受けているようで、多くの負傷兵が恐怖に慄いた表情で後方へと下がって行った…。無線からはひっきりなしに援軍を求める声とCPからの怒号が飛び交う・・・。

「ライト感覚」とは名ばかりの「本格感覚」のベトベトしま戦か?はこんな感じで作戦2日目も無事に終了した。今後もメインストーリーはそのままで、第11回、第12回とイベントを継続していくようので、継続して参加すればストーリーの前後関係やバックストーリーの世界観にハマってしまうかもしれない。もちろん、今からだって参加しても遅くない。新兵としてストーリーを構成する一員になる事だってできる。手痛い反撃を受けながらも、米軍と南ベトナム軍は物量作戦によりサボイへの包囲を狭め、15:00にはサボイまであと100メートルの地点まで迫った。サボイを占拠するVCに十分なダメージを与えたのを確認すると、分隊長から「着剣準備!」の号令(最終突撃時はBB弾を使用せず空撃ちと白兵戦による模擬戦闘となるのだ)で分隊全員が小銃に着剣。いよいよこの作戦も最終段階、一斉にサボイへ突入した。

既に次回の開催も決定している(平成22年10月2日~3日)ので、新兵として途中参加して新しいドラマを初めてみるのも面白い。イベントの詳細については公式ホームページで公開されているので、参加を希望する人はチェックしておく事をオススメする。

フォトギャラリー

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イベント情報

内    容
イベント名 ベトベトしま戦か?「サボイ砦の戦い」
主 催 者 ベトベト実行委員会
会   場 サバイバルゲームフィールド「エリア51」
開 催 日 2010年4月10日、11日
その他 両日3000円(女性及び18歳未満の場合は無料)

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